Category: 設計システム
【IT導入補助金 2021】IT導入支援事業者に採択
2021年5月20日、Napa Japan株式会社は【IT導入補助金2021】において、「IT導入支援事業者」に採択されました。 IT導入補助金は、中小企業・小規模事業者等の皆様が業務効率化の為にITツールを導入する際の経費の一部を補助することにより、皆様の生産性向上を図ることを目的としたものです。 ■対象ツール(製品)のご紹介 NAPA Drafting NAPA Steel (Nodelock形式・Floating形式) NAPA復原性関連・標準パック (Nodelock形式・Floating形式) NAPA船型設計関連・標準パック (Nodelock形式・Floating形式) NAPA Solid CADインターフェース NAPA 3D CAD変換 ■対象企業 中小企業・小規模事業者等 製造業・建設業・運輸業については資本金3億円以下または常勤従業員数300人以下の企業 詳細についてはこちらのリンクをご覧ください。 ■申請期限 本年度の申請は2021年12月で終了致しました。 ※IT導入補助金の申請は準備と手続きに時間がかかりますので、早めにお問い合わせください。 ■申請手続き 手続き詳細についてはこちらのリンクをご覧ください。 申請について弊社でも各種ご相談をお伺いいたします。 <<ご注意点>> 交付決定の連絡が届く前に発注・契約・支払い等を行った場合は、補助金の交付を受けることができませんので、ご注意ください。 なお、低感染リスク型ビジネス枠(特別枠:C・D類型)においては、交付決定日前に受注・契約・納品を行ったものでも遡及申請が適用される場合があります。詳細は低感染リスク型ビジネス枠(特別枠:C・D類型)の公募要領をご確認ください。 交付申請の要件には「gBizIDプライムアカウント」の取得が必要です。gBizIDホームページより取得頂けます。 ※アカウントID発行に約2週間かかるようですので、お早めに申請手続きをお願いします。 交付申請の要件には「gBizIDプライム」アカウント取得に加え、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が実施する「SECURITY ACTION」の宣言が必要です。詳細はSECURITY ACTIONホームページをご確認ください。 申請回数は、公募期間中1事業主あたり1回のみ可能です。FAQリンクもご参照ください。 ■弊社お問合せ先 担当:益井 TEL:078-325-2160 Email:Japan@napa.fi 受付時間:月~金 9:00~18:00
Read Article6月 22, 2021
NAPA Viewerを発表 ―3D船舶設計プロセスを強化
新しいウェブ・アプリケーション技術を用いたNAPA Viewerは、船舶設計における関係者間のより良いコラボレーションを実現し、3Dモデルベースの図面承認業務(3DMBA)をサポートします。 フィンランド, ヘルシンキ – 2021年6月14日 – 海事ソフトウェア、サービス、データ分析のリーディングカンパニーであるNAPAは、本日、新しいウェブアプリケーションの「NAPA Viewer」を発表しました。 この共同作業基盤を用いれば、船級協会、船主、造船所など、船舶設計プロセス全体の関係者は、最新状態の3D船体モデルをウェブブラウザで確認でき、そのモデルに直接コメントすることができます。また、板厚などの属性情報の確認や寸法計測、2D断面表示が可能です。 NAPA Viewerは、設計プロセスに関わる関係者間のコミュニケーションを容易にすることに加え、費用対効果が高く、直感的に使えることが特徴です。最新のストリーミング技術を採用することで、NAPAシステムの使用者が作成したNAPA 3D船体モデルを、ユーザー企業のサーバーからインターネットブラウザを介して複数の関係者に直接共有することができます。3Dモデルを披露するにあたり、形状などの機密情報へのアクセスを制限することで、造船所が商業的に守られるようにしています。 NAPA Viewerを導入することで、3DMBAでの利用を促すだけでなく、3Dモデルを介したコラボレーションを増進することで、海事産業のデジタル化に寄与します。設計者はより素早く検討が行なえ、より迅速に設計変更に対応できることにより、設計プロセスが加速されます。 ウェブブラウザ上でNAPA 3Dモデルを簡単に閲覧できるNAPA Viewer NAPA Design Solutions事業部 部長 プロダクトマネージャ Tapio Hulkkonen「ユーザーの皆様にNAPA Viewerの発表をご案内できることを大変光栄に思います。NAPA Viewerは、ソフトウェアを追加インストールすることなく複数の関係者間で利用できる、手頃で使いやすいソリューションです。全世界の新造船の90%以上がNAPAの顧客企業によって建造されており、NAPA Viewerを通じてこの多忙な時代の船舶設計の進化と効率化に寄与できることを願っています。」 NAPA Viewerの主な機能は、オブジェクトの表示を制御する部材配置ツリー、2D断面表示、3Dモデルに注釈やファイルを添付可能なコメント機能、寸法計測ツール、3Dクリッピングです。 NAPAについて NAPAは、30年以上にわたる事業活動の中で、安全で、よりスマートで、持続可能な海事産業の実現を支援するのためのソフトウェア、サービス、データ解析のグローバルリーダーとなりました。 NAPAグループは、ヨーロッパ、アジア、アメリカの10カ国に190名の従業員を擁し、グローバルに事業を展開しています。現在、420社の顧客企業がNAPAの船舶設計ソリューションを採用し、約3,000隻の船舶にNAPAが搭載されています。また、クラウドベースの運航支援サービスの加入者は年々増加しています。 お問合せ先: NAPA Japan 株式会社 TEL: 078-325-2160 / E-MAIL: japan@napa.fi
Read Article6月 14, 2021
【顧客事例:名村造船所様】 1つのNAPAモデルでの計画・船型・機装・船殻同時設計
タイプシップ開発を統括する名村造船所様の技術開発センターでは、1つのNAPAモデルを用いた効果的な多分野同時設計プロセスを構築しています。 Background:背景 国内の主要造船会社の一つである名村造船所様では主にバルクキャリアー、タンカー、ガス運搬船を建造しています。2019年に設立された同社の技術開発センターでは、他社を凌ぐ魅力的な船舶の開発に取り組まれています。 Challenge:挑戦 国内外の多くの競合他社との競争に打ち勝つためには、新造船の設計において、燃費向上、軽量化、リードタイム短縮などの高い目標をタイムリーに達成しなければなりません。 そのためには様々な設計案を検討する必要がありますが、船型の改良や区画配置変更などの設計変更が頻繁に行われるため、そのプロセスは複雑です。 同社は、限られた設計期間の中でこの目標を達成するためには、従来の設計手順を一新し、新しい手法を採用する必要があると考えました。 例えば、従来の設計手順では、基本計画の担当者が縦強度データを確定情報として提供しなければ、船殻設計者は強度計算に着手できませんでした。さらに、部署間での情報伝達の煩雑さは、スムーズな連携を困難なものとし、設計ミスに繋がるリスクもありました。 これらの課題を克服し、作業効率を大幅に改善するためには、異なる設計分野の担当者間でのコミュニケーションを合理化した同時並行の設計プロセスを構築する必要がありました。 NAPA Solution:NAPAの解決策 30年以上にわたる豊富な実績と経験をもとに、効率性と正確性を両立させた先進的な設計プロセスの実現を支えてきたNAPAのソフトウェアは、同社にとって最適な選択肢でした。 高い操作性と設計変更への柔軟性を特徴とするNAPA Designerを活用し、同社は担当者間で同時並行で検討をすすめる方法を構築しました。つまりOne Model(1つのNAPAモデル)を用いた作業プロセスです。これにより、基本計画担当者、船型担当者、機装担当者、船殻担当者から成るチームメンバーは、設計進捗や変更の情報伝達を、同一のプラットフォーム上で効果的に実施できるようになりました。 One Modelプロセスは、要約すると以下のようになります。下表の中の船型、計画、機装・船殻のモデルは、それぞれ異なる名前のNAPAプロジェクトデータを表しており、船型、区画、機器配置、構造の設計情報をそれぞれ別々に扱っています。 船型モデルは船型情報のみで構成されていますが、計画モデルは船型および区画情報、機装・船殻モデルは船型、区画、機器配置、構造情報すべてで構成されています。 船型モデル 計画モデル 機装・構造モデル 船型情報 船型情報 船型情報 区画情報 区画情報 機器配置情報 構造情報 加えて、各設計要素の変更は、その担当者のみが実施するという運用ルールを作っておきます。つまり、計画モデルの区画配置を設計した担当者だけが、区画情報を変更することができます(技術的には、例えば構造モデルの中で区画情報を変更することは可能です)。 下図の水色の点線はNAPAモデルの範囲を表しており、水色の矢印はNAPAの機能を用いた作業、黒色の破線矢印はNAPAの機能以外を使用した作業を示しています。 図 1: 名村造船様におけるOne Model プロセス 区画変更をある程度行ったら、NAPAの機能を使って計画モデルをまるごと船殻モデルへコピーします。このとき、構造モデルが参照している参照面は計画モデルからコピーされたものに置き換えられ、その結果として船殻部材は変更に自動追従します。 「One ModelプロセスでNAPAを使用することで検討時間の短縮につながり、スムーズな情報伝達や、船殻構造と主要機器の干渉を視覚的に確認できるようになった。」 名村造船所 船舶海洋事業部 設計本部 技術開発センター 基本計画チーム/チームリーダー 宮原 誠宜 様 NAPAを使用することで、情報伝達のミスや難しさに悩む事なく異なる設計分野間で協働でき、最終案が固まるまでの間に効率良く試行錯誤を繰り返すことができます。また、変更した内容はすぐに他の部署でも確認することができます。 Conclusion :結論 NAPAを用いた同時設計の手法を採用した結果、同社の技術開発センターでは、スムーズな情報伝達が可能となり、設計プロセスも短縮することができました。さらに、ここで得たヒントは技術開発センター以外の部署にも展開できるだろうと期待しています。 ※名村造船所様・テクニカルレビュー 2020年第23号:関連原稿はこちら お問合せ先: NAPA Japan株式会社 T: 078 325 2160 E: japan@napa.fi
Read Article6月 2, 2021
【顧客事例:Fosen Design and Solutions様】 NAPA Steelによる柔軟性の高い設計
Fosen Design and Solutions社は、初期設計段階にNAPAを適用することで、3D主体の設計に容易に移行し、機敏な対応やミスの減少に寄与する円滑な設計プロセスを構築することができました。 日本語で詳細をご希望の方は、下記よりお気軽にお問合せ下さい。
Read Article4月 30, 2021
【顧客事例:Aker Arctic様】 最新鋭アイスクラス船の設計プロセスを劇的に効率化
Aker Arctic社は、NAPA FEメッシュとNAPA Steelを使用することで、時間の節約と柔軟性の向上、そしてアイスクラス船のコンセプトの設計能力を高めています。 日本語で詳細をご希望の方は、下記よりお気軽にお問合せ下さい。
Read Article4月 30, 2021
新次元の船舶設計
by Tapio Hulkkonen, Director at NAPA Design Solutions 21世紀における高度な自動設計を実現するするためには、十分な時間と多方面の協力が必要です。 今日の船舶設計 今日の船舶設計では、3次元CADが当たり前のように使われるようになりました。それにも関わらず、船級協会の基準を満たすためには2次元に置き換えなければならない現実があります。そして、船級協会の承認後、設計者はフィードバック内容を踏まえて再度3次元に戻す作業を行っています。これは明らかに非効率的で、時間のかかるプロセスです。 最近、造船技術者の同僚と私は、従来的な手法で標準的なタンカーの構造設計をするのにおよそ3,200時間かかると見積もりました。そのうちの約30%(960時間)が図面作成、約65%(2,080時間)が計算作業に費やされています。クルーズ船の設計では、一般的にこの10倍の時間がかかると見積りました。 設計現場のジレンマ 大多数の造船会社では、複数の文書を用いて設計作業を行っており、それらは常に最新状態となるよう各々更新されています。 これに対し、信頼できる唯一の情報源を用いて作業が出来るようになると、時間を節約し、手戻りリスクを軽減し、船主ニーズの変化に柔軟に対応できるようになると考えられます。しかしながら、現在の設計現場では、このような状況は実現していません。 2019年時点では、外航船を建造する造船所の95%以上が、設計作業の少なくとも一部に設計ソフトのNAPAを使用しています。 この優位的な立ち位置から、私たちは建造やNAPA使用に関する膨大な事例を目の当たりにすることができ、設計者が実現したいことについて生の声を聞くことができます。 大多数の設計者は、現在の非効率な設計プロセスを変えていく必要性を認識しています。しかしながら、そのためには1つの情報源を用いて作業できるようにならない限り設計プロセスは変えられない、という「鶏と卵」の関係があると私たちは考えています。 将来への道すじ 実務の実態をよく理解し、このジレンマを克服するために、私たちは日本海事協会とジャパンマリンユナイテッド株式会社(JMU)と共同で技術検討プロジェクトを実施しました。 2019年の年末にかけて、3次元CADモデルを使用した3DMBA(3Dモデルベースの図面承認)に関するフィジビリティスタディを完了しました。フィジビリティスタディでは、JMUが3次元CADソフトウェア”NAPA Designer”を使用して、大型鉱石運搬船の3次元モデルを作成しました。 調査の結果、2つの結論に達しました。第一に、複数のプログラムを習得する必要性が無くなり、同一人物が複数の規則チェックや設計修正を簡単かつ効果的に行えるようになったことです。そして第二に、船級承認に必要な情報が、最も広く使用されている船舶設計用ソフトウェアであるNAPAを通じて確認できたということです。 この記事の全文は以下から読むことができます(40〜41ページ)。 原文は2020年12月にShipbuilding Industry第5号(Yellow&Finch Publishers社発行)に掲載されました。
Read Article2月 17, 2021
“OpenPDM”によるNAPA-ShipConstructorのシステム統合
弊社とPROSTEP社は、Meyer Turku社の協業事例での成功を経て、パートナーシップをさらに拡大しました。PROSTEP社のOpenPDMプラグイン技術を応用し、NAPAとShipConstructorとのシステム統合を実現しました。 NAPAとShipConstructorを統合することにより、基本設計から生産設計までの船殻設計工程の効率化に寄与します。 今回、OpenPDMプラグイン技術を利用することにより、開発期間を大幅に短縮することができました。ぜひ動画もご覧ください。 今後も弊社の統合設計システムの豊富な製品群に新たな製品を追加していく予定です。
Read Article2月 1, 2021
船舶設計システム・NAPA 2020.2 リリースのお知らせ
NAPA 2020.2 リリースのお知らせです。 日本語で詳細をご希望の方は、下記よりお気軽にお問合せ下さい。
Read Article1月 13, 2021
【顧客事例:Møre Maritime様】 高度な復原性計算のためにNAPAを採用
活魚運搬船の設計に力を入れているノルウェーの船舶コンサルティング会社Møre Maritime社は、高度な復原性と規則対応に対する同社のニーズを満たす最適な統合ソリューションとして、NAPAを採用しました。 日本語で詳細をご希望の方は、下記よりお気軽にお問合せ下さい。
Read Article9月 23, 2020
船舶設計システム・NAPA 2020.1 リリースのお知らせ (英文)
The new NAPA Release is available for downloading now! This is the first NAPA Release of 2020 and we’re excited to share the information on the new development with you. This article highlights the most significant latest development. We have also worked hard to improve the software quality in the form of error corrections and […]
Read Article9月 23, 2020