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Tag: Design Solutions

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NAPA User Meeting 2024 Photo Gallery

NAPA User Meeting 2024「Accelerating the Future of Ship Design」にご参加くださいましてありがとうございました。 フォトギャラリーをご覧いただき、思い出のひとときをお過ごしください。この素晴らしいイベントにご参加いただきありがとうございました! イベント写真に関するご要望やお問い合わせは、ヘルシンキ本社のプロダクトマーケティングマネージャー、Boyoung(boyoung.son@napa.fi)までご連絡ください。    

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NAPA User Seminar Japan 2024

拝啓 時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。平素は格別なるお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。 下記のとおり、「NAPA User Seminar Japan 2024」を開催いたします。 今回のセミナーテーマは「Accelerating the Future of Ship Design」です。このテーマには、未来に向かって徐々に進みつつある船舶設計のあり方を更に進展させるアイデアや取り組みを共有し、皆さまと共に未来の船舶設計を加速させようという想いが込められております。 海事業界は今、大きな転換期にあります。船舶における大きな技術転換の歴史を振り返ると、帆船から蒸気船への移行に約100年、エンジン駆動の船舶への移行にさらに約130年もの時間を要しました。それに対して、今の転換期の筆頭である脱炭素については、我々はわずか25年で達成しなければいけません。この歴史的な挑戦に、我々はどのように立ち向かうことができるでしょうか? これらの課題は、一つの技術や組織だけでは解決することができません。我々NAPAは、デジタル技術の基盤の上にコラボレーションを築くことで、これらの問題をうまく舵取りし、船舶設計の未来を一層推進できると考えています。 本セミナーでは、NAPAが提供するデジタル技術を活用した3次元設計やフロントローディング、脱炭素や代替燃料といった最先端の話題について、ユーザーやNAPAのプレゼンテーションが多数予定されています。NAPAという共通の言語を持つ業界の仲間(NAPA Family)同士で直接対話し、議論し、皆で船舶設計の将来ビジョンを共有いただければ幸いです。 ご多忙中とは存じますが、船舶設計の未来に向けて共に学び、考え、進化していく場として、是非本セミナーにご参加いただければ幸いです。 敬具 日時 2024年10月7日 (月)  10:30 ~ 17:00(受付開始:10:00) 2024年10月8日 (火)  10:00 ~ 16:20(受付開始:  9:30) ※7日の 18:00から懇親会(無料)を予定しております。 場所(セミナー・懇親会) オリエンタルホテル神戸 対象 設計用NAPA ユーザー、またはNAPA製品に興味をお持ちの方 ※同業他社様・個人のお客様はご遠慮頂いております。 定員 100名(先着順、定員締切予定) 参加費 無料 お申込み 準備できましたらお知らせいたします。 8月末頃にお申込みを開始予定です。   現在、多くのお客様にお楽しみ頂けるようプログラムを検討中でございます。 詳細決まり次第、こちらのページを更新いたします、乞うご期待!   お問合せ先 E-mail:Customer.Service@napa.fi Tel: 078-325-2160  

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NAPA Release 2024.1

2024年の最初のNAPAがリリースされました! NAPA Release 2024.1 が公開されました!ソフトウェアの新しい機能、アップデート内容、および修正点は、NAPAリリースノート2024.1のドキュメントに記載されており、インストールパッケージとともにNAPAnetでダウンロードして頂けます。 最新リリース版のハイライトは以下の通りです。 船型設計プロセスの効率化 積付条件による設計変更への迅速な対応 初期設計ツールのパワーと柔軟性を、詳細構造設計に導入 強度評価と3D承認のための一貫したエンジニアリング体験 船型設計プロセスの効率化 NAPA Designerは船型設計プロセスを容易に開始できるよう、NAPAプロジェクトデータベースに含まれる既存の船型データを利用した船型変換ができるようになりました。双方向3Dユーザーインターフェースの船型変換機能は、設計とモデリングのプロセスをスピードアップします。 今回の最初のバージョンは、主要寸法、排水量、縦方向の浮上状態を含む線形変換をサポートしています。 新しい船型サーフェスのバックアップ・復元機能により、船型サーフェスの変更を安心してお試しいただけます。変形前の船型サーフェスを復元することも可能です。 設計変更への迅速な対応 NAPA Designerの積付計算ツールセットにユーザー様からご要望の多かった機能がいくつか追加され、主な結果を確認しつつ設計変更に迅速に対応することが容易になりました。現在、浮上状態、復原性、縦強度を示す拡張コンプライアンスインジケーターが利用可能であり、規則の遵守と積付計算の実現可能性を素早く把握することができます。バランシング機能により、例えば、浮上状態を修正することができるなど、1つまたは複数の積付計算を一度に調整することができます。 リアルタイムの結果表示パネルはカスタマイズ可能になり、浮上状態、復原性、重量など、すべての基準値をサポートできるようになりました。 初期構造設計から詳細構造設計まで NAPAは設計変更をより効率的に処理し、詳細な構造モデルをより速く作成するため、いくつかのお客様からのニーズに対応しました。 多くの便利な機能がユーザー様からのフィードバックに基づいて開発されました。これら機能には以下のようなものがあります。 オブジェクト定義の安定したリファレンス処理 効率的に浸水範囲をコントロールするために主要なオブジェクトを組み合わせる 視覚的UXの改善 形状変更可能なスティフナー、改良された円弧形状モデリング、ブラケット用の様々なコーナーノッチなど、いくつかの詳細設計機能 これらの機能強化は、初期構造設計から詳細構造設計に至るまで、柔軟性のある高性能なツールを提供します。 強度評価と3D承認 NAPAは、3D設計、強度評価、3D船級承認のための統合プラットフォームを提供することで、構造設計の最適化を実現します。 NAPA2024.1のリリースでは、有限要素メッシュ(FEM)の大幅な性能向上や、ABS、CCS、ClassNKソフトウェアとのインターフェイス機能の強化など、構造解析プロセスをさらに合理化するための改良が幅広く加えられています。 3D船級承認の主要機能であるOCXインターフェース(インポート/エクスポート)は、OCXスキーマバージョン3.0.0に対応しました。また、詳細パーツの修正や機器の視覚化のための外部CAD参照など、新たな改良が加えられています。これらの機能強化により、船級協会の承認担当者による効率的な設計審査をサポートします。 真の3D承認を得るためには、造船会社における図面ベースの意思疎通を置き換えることが不可欠です。NAPA Viewerはこれをサポートすることを目指しています。オブジェクトのパラメータや 材質の側面を視覚化する新機能は、造船会社内の関係者間での設計意図の共有に役立ちます。 NAPAによる3D船級承認の最新情報については、NAPAnet(ログインが必要です)で公開中のNAPA User Meeting 2024の講演資料をご覧ください。 お読みいただきありがとうございました!

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構造強度解析時間を30%削減     NKやNSYら、CSR適用船の自動評価システム開発

日本・東京ー2024年4月2日 ー 海事プレス(ニュース ー 造船・船用)にて、日本海事協会(NK)と日本シップヤード(NSY)、NAPAグループが共同で、共通構造規則(CSR)適用船の構造強度解析の自動評価システムを開発したことについて掲載されました。ぜひご覧ください。 日本海事協会(NK)と日本シップヤード(NSY)、NAPAグループは共同で、共通構造規則(CSR)適用船の構造強度解析の自動評価システムを開発した。新造船設計のリードタイム削減に重要な工程である構造共同解析の一部自動化を図ったもので、解析時間が30%削減される見込みだ。今後は解析時間の50%削減を目指して3社共同で取り組む。 NKが1日、発表した。造船会社の基本設計では構造設計がクリティカルパスとなることが多く、構造設計のリードタイム短縮が重要課題になっている。特に、構造強度解析の工程では、設計者が解析結果を見ながら強度要求基準を満足するまで計算を繰り返す必要がある。このため、多くの解析プロセスが要求されるCSR適用船では、設計期間が長期化する傾向にある。 そこで3社は、設計者が3次元(3D)CADを用いて設計をしている最中に、自動で構造強度の解析・評価が実施され、解析結果(補強要領)が反映されるシステムの構築を目指して研究を進めてきた。今回共同開発した自動評価システムは、NSYが形式知化した解析プロセスのノウハウを、NKの船体構造設計支援システム「PrimeShip-HULL」に組み込んだ。これにより解析時間の大幅短縮を図った。 さらに、3DCADをベースとした構造強度解析の全プロセスの自動化と、3Dモデルをベースとした船級承認を実現するため、「PrimeShip-HULL」とNAPAシステムとの連携も強化した。同システムの国内ユーザー向けに提供する。 いずれも国土交通省の「革新的造船工程高度化補助事業」の一環として実施した。   *海事プレスから転載の許可を得ています。 海事プレス プレスリリース:https://www.kaijipress.com/news/shipbuilding/2024/04/183102/ PDF:構造強度解析時間を30%削減 NKやNSYら、CSR適用船の自動評価システム開発_ 造船・舶用 _ ニュース _ 海事プレスONLINE 海事プレスURL :https://www.kaijipress.com/

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世界初の3D図面承認、NKが完了 日本郵船が自前で基本設計、「造船所との共創模索」

日本・東京ー2024年3月29日 ー 海事プレス(ニュース ー 造船・船用)にて、日本郵船がNAPA Steelで作成した3Dモデルを元に、日本海事協会が2次元図面なしで基本設計の承認を完了したことについて掲載されました。ぜひご覧ください。   日本郵船は28日、日本海事協会(NK)から新造多目的コンテナ船の基本設計で3D(3次元)モデルをもとにした図面認証を取得したと発表した。現在は平面(2次元)の設計図面で行われている新造船の船級承認を3D設計モデルで行う試みは各国で研究などが進んでいるが、外航の新造船で世界初。さらに、通常は造船所が行う新造船の基本設計を今回は日本郵船が自前で行った点が特徴で、「造船所の設計負荷が増加している中、これまで造船所に手渡していた部分も海運会社が並走し、造船所との新たな『共創』の在り方を探った」(中村利執行役員)。日本の海事産業の活性化を目的に、設計プロセスの効率化の核となる構造設計の3D化に先鞭をつけるとともに、造船所の設計負荷低減のための新たな新造船プロジェクトの在り方も模索した格好だ。 新造船の図面承認の3次元化は、近年の造船デジタル化での重要テーマの1つになっている。従来の二次元の図面は、船舶の複雑な構造を平面上に表現しているため、正確に読み取るためには長年の経験と高度な専門知識が必要。これに対して3Dのモデルであれば、設計担当者や海運会社など関係者が直感的に理解できるため、3D設計が徐々に普及しつつある。だが、3DCADシステムが会社や船種によって異なるため、船級協会に承認を申請する際には共通フォーマットの2次元図面にいったん変換する必要があり、さらに船級協会も受け取った2次元図面を3Dモデルに置き換えて評価システムで確認する必要があるなど、データ入力とモデル修正で双方に時間とコストが発生することが課題だった。このため各船級協会や造船所、海運会社が、3Dモデルのままで図面承認を行う検討を進めており、NKもこれまで日本郵船や国内造船所と協力して検討を進めていた。 今回は日本郵船が、船舶構造設計ツール「NAPA Steel」を用いて作成したコンテナ船の3D設計モデルのデータを、NKが船体構造設計支援システム「PrimeShip-HULL」上の連携システムを活用して、2次元図面に変換せずに基本設計段階の全ての図面承認を完了した。基本設計から船級承認まで3D図面で完了したのは外航船では世界初。「3Dと2Dが混在している現在の承認プロセスが、設計から承認に至るまで1つの3Dモデルで行えるようになることで、後戻りやミスもなくなり、品質向上や工数削減にも貢献できる」(NKの松永昌樹技術本部長)。NKとしては3Dによる図面承認の体制を整え、今後は造船所の利用の要望に応えていく方針だ。 また今回は、日本郵船が新造船のコンセプト開発だけでなく、造船所の所掌範囲である基本設計の段階まで実施したことが大きな特徴となる。背景には、船舶燃料の転換や船舶のニーズ多様化により、海運会社が多様な船を検討する必要性がある一方、造船所の設計負荷が増加していることがある。「造船所との『共創』の可能性を模索する必要性を感じており、例えば造船所の状況に応じて新規事業のフィージビリティスタディ段階のコンセプト開発程度は船社が自前で行うなど、造船所と柔軟に『双方よし』の関係を築く手段になるのではと考えている」(中村執行役員)。今回は、造船所と設計引き継ぎのポイントとして、「どこまで進めるのが心地よいかを検証する」ために、自前で基本設計まで実施した。 図面承認の対象となったのは、東アジアと南太平洋の島しょ国の間を航行する2万2000総トン型の多目的コンテナ船「アイランダー船」。船体後方にカーデッキ、前方にコンテナ用ホールドを配置した特殊船型で、就航中の4隻のうち2隻が船齢20年を超えており代替建造を検討している。今回の設計をもとに、国内造船所と具体的な新造船商談を進めている。 3D設計への転換は、海事産業のDXで中心的なテーマだ。「3Dモデルには2次元図面より多くの情報が含まれ、より詳細でスムーズなコミュニケーションが可能。早い段階から造船所の3D設計にわれわれ船社が関与することで、設計工数が低減できる可能性がある」(山本泰工務グループ長)。設計の初期段階から3Dモデルを活用してより多くの情報を作り込むフロントローディング手法への展開や、東京大学MODE講座が研究を進めるモデルベース開発の手法、就航後の船舶での運航支援や保守への適用など、日本郵船も船舶のライフサイクルでの3Dモデルの活用策を検討する。 *海事プレスから転載の許可を得ています。 海事プレス プレスリリース:https://www.kaijipress.com/news/shipbuilding/2024/03/183016/ PDF:世界初の3D図面承認、NKが完了日本郵船が自前で基本設計、「造船所との共創模索」 _ 造船・舶用 _ ニュース _ 海事プレスONLINE 海事プレスURL :https://www.kaijipress.com/    

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NAPA Studiosを読み解く

  先日、私たちはNAPA Studiosの立ち上げを発表しました。NAPA Studiosは、NAPA の広範囲にわたるデジタル技術と海事専門知識を活用して、環境規制の強化やサプライチェーンの混乱、サイバーセキュリティなどの海運業界の差し迫った課題の解決に焦点を当てたグローバルなサービスです。この新しいサービスを通じて、海運業界がどのように利益を得ることができるのか、よくある質問を見てみましょう。  

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NAPA Release 2023.2

2023年のNAPAリリースの第2弾が公開されました!  ソフトウェアのすべての変更点は、NAPAリリースノート2023.2のドキュメントに記載されており、インストールパッケージと共にNAPAnetにて提供しています。  NAPAリリース2023.2のハイライト:  積載状態の作成と管理がより効率的になりました 非損傷時及び損傷時復原性計算に対する多くのユーザーからの改善要望が反映されました 詳細な設計指向の構造設計ツールに向けたツールが実装されました 自動有限要素メッシュ作成ツールがより効率的になりました NAPA Viewerが生産関係者とのコラボレーションを効率化できるようになりました  ハイドロ計算と復原性 最新のリリースでは、特に復原性計算関連の定義と検討の効率性を向上させました。  NAPA Designerの積載状態ツールセットには、積載状態の作成と管理を高速化する”積付ルール”の機能が加わりました。”積付ルール”により、複数の積載状態を同時に変更することが可能になり、例えば、複数の状態の積付状態を同時に更新して、積載状態の一貫性を保証することができます。  また、より簡単な操作で定義可能な自由表面計算ルールやレポーティングの機能も新たなツールとして利用可能となりました。  非損傷時と損傷時復原性分析については、いくつかのルールの更新とユーザー様からのご要望の機能を実装しました。新しいリリースでは、例えば、MSC.527(106)に基づく2024年のIPコード要件をサポートしています。決定論の損傷時復原性計算を行うマネージャーアプリケーションが従来NAPAに新規実装され、特に新しいNAPAユーザーが必要とする定義と検討を支援します。  詳細はNAPAリリースノートをご覧ください!  詳細な構造設計 このリリースでは、初期設計から詳細設計へ3D設計のワークフローをシームレスに拡張したいという期待に応えるための実用的な改善が数多く提供されています。改良された「Saved Views」は、設計者が焦点を当てたい設計情報に瞬時にアクセスするのに役立ちます。ポリラインツールは、複雑な構造を持つ円弧形状を簡単に表現するために改良されました。   このリリースでは、コーナーノッチの修正機能、スティフナとブラケットのモールド面の調整機能、ブロック単位の描画機能などが実装されました。その他のさまざまなユーザーエクスペリエンスの強化と合わせ、詳細設計がより簡単で効率的に行えるようになりました。   有限要素(FE)メッシュ    新しいリリースでは、詳細な3Dモデルから高品質のFEMへの変換を可能にする革新的な機能が導入され、面倒なメッシュの手直しを最小限に抑えられます。「Collapse Narrow Parts」機能は、プレートの端にある狭い要素を自動的に削除し、「Idealization Exception」ツールを用いれば、不規則に配置された構造を希望通りにメッシュ化できます。さらに、「Combined FE Model」機能により、大規模なFEモデルの複数人での協同作業が可能になりました。  NAPA Viewerの使用 NAPA Viewerは、ウェブベースの3Dコラボレーションツールで、NAPA 3Dモデルに含まれるさまざまな設計情報を効率的に視覚化できます。新たに実装されたブロック単位の描画ツールを用いれば、生産関係者は設計レビュー、建造工程の検討、初期設計段階での設計とのコミュニケーションを効率的に行う事ができます。    お読みいただきありがとうございました!

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HD現代重工業、NAPA、CADMATICがデジタル・シップヤードの開発に向け協働

世界最大級の造船所と海事業界を牽引するソフトウェア・プロバイダーの協働により、船舶の設計・建造のプロセスのデジタル化・合理化が進み、海運の脱炭素化への移行支援に必要とされる技術革新が、今後より迅速に実施できるようになります。 2024年1月17日、ウルサン、ヘルシンキ、トゥルク – 世界最大の造船所であるHD現代重工業は、造船業界のデジタル化に向けた変革を加速させるため、機能性の高い3D海事設計・エンジニアリング・情報管理ソリューションで業界を牽引するプロバイダーであるNAPAおよびCADMATIC社との共同開発プロジェクト(JDP)を発表いたしました。 当共同プロジェクトは、次世代の船舶設計の開発を促進するもので、製品ライフサイクル管理(PLM)システムも組み込まれています。また当パートナーシップにより、高度な3Dモデルと最新の情報管理技術を活用し、より機能性の高い船舶設計ソリューションを実現することができます。 これは、HD現代重工業の企業ビジョンでもある「デジタル・シップヤード」の実現を支援するもので、高性能なデータとデジタル・ツインの双方向で、設計の初期段階から建造・生産に至るまでの一連のプロセスの最適化を支援するとともに、さらに海上で運航する船舶の生涯を通じ、貴重な情報源を提供するものです。 今回の新たなパートナーシップでは、デジタル化とシームレスに統合されたソリューションの相乗効果により、大規模かつ複雑な造船プロジェクトにおいても、納期の短縮や、コスト削減、また品質向上など、造船所にとってより高い作業効率の実現を目的としています。当プラットフォームでは、造船所のさまざまな部門での協働をより強化し、船舶の設計・建造プロセスに関わる数百人(もしくは数千人)間の情報アクセシビリティの大幅な向上に役立てられることになります。その目的は、建造プロセスを最適化することで、生産性向上と安全運航を実現し、人的ミスを回避し(より正確な)設計を可能にすることにあります。 また、船舶の設計・建造プロセスをデジタル化・最適化することで、HD現代重工業は、脱炭素化を支える革新的なエネルギー効率設計に対する船主の高い要望に応えるべく、代替燃料や電気推進、風力推進などの新技術を搭載した船舶を含む次世代船舶を提供する能力を強化しています。 今回の合意に基づき、NAPAとCADMATIC社は、造船に係る、初期設計、詳細設計、生産設計、さらに最新の3Dベースの建造コラボレーションや製品ライフサイクル管理(PLM)を含む情報管理など、両社の造船に関する幅広い専門知識を結集していきます。両社のソフトウェア・プロバイダーが持つ技術的強みと、創立51年で300社以上の船主に2,300隻以上の船舶を納入してきた世界最大級の造船所としてのHD現代重工業の事業経験が融合されることになります。 HD現代重工業のSeung-Ho Jeon CTOは、以下のようにコメントしています。 「HD現代重工業は、FOS(Future of Shipyard)ビジョンを通じて、現在、デジタル・シップヤードの構築を推進しています。船舶の設計・建造プロセスにおけるデジタル化の実現は、造船所のデジタル化の重要な分野と見ています。今回の共同プロジェクトを通じて、デジタル・シップヤードの実現に向け、次世代型のより効率的かつ高性能な設計システム開発に大きな期待を寄せています。また次世代型のインテリジェント設計システムの導入は、設計とデジタルツインの情報提供プロセス全体の効率を高め、顧客が求める革新的な設計の提供に役立てられていると見ています。」 また、Jukka Rantala,CADMATIC最高経営責任者(CEO)は以下のように述べています: 「当共同プロジェクトは、デジタル化への時代に突入した造船業にとって重要な指標となります。それぞれの強みと専門分野を組み合わせることで、当協働が、造船業における設計や情報管理ツール等、それぞれの役割を強化でき、高度なデジタル化にシフトすることにより業界の業績を支える大きな機会となります。高機能な統合型設計で船舶のライフサイクルの管理を実施することにより、私たちは造船のプロセスを合理化し、大規模で複雑なプロジェクトにおけるコラボレーションと情報アクセシビリティを強化でき、またビジネスの成功に向けた支援が実行できます。」 また、Mikko Kuosa,NAPA CEOは以下のように締め括っています。: 「新燃料と新技術が船舶設計プロセスにおいて、かつてない複雑さをもたらす中、海運の脱炭素化は造船所にとって多大な変化をもたらしています。こうした状況下、情報共有と関係者間での協働をより促進し、より合理化された作業プロセスを整備することで、より迅速な変革が実現可能となります。その結果として、海上輸送における“NET ZERO”の指標に見合う、次世代船舶を創出することが不可欠となりますが、これを達成するために、造船所、造船に携わる技師やエンジニアに適切なツールを提供することが重要であり、デジタル機能を活用することで、チームがより効率的に作業を行い、新たな技術的領域を共に探求しながらシームレスに協働できる仕組みを構築していかなければなりません。」 – ENDS – 追記 現代重工業(HD現代)について 1972年3月23日、故Chung Juyoung会長によって設立されたHD現代重工業(HHI)は、1974年6月に26万DWT級のVLCC2隻を完成させ、世界最大の造船所として、造船史上に大きな功績を残しました。以後、設立から10年で瞬く間に世界トップの造船所に上り詰め、 その後も世界の造船市場でトップの座に君臨しています。また同社では、造船事業で培った技術力を基盤に、海洋プラント事業やエンジン機械事業への進出など、多角化を進め、50年以上にわたり世界的な総合重工業へと変貌を遂げてまいりました。HD現代重工業は、高効率で環境に配慮した船舶とデジタルソリューションの開発を通じ、日々刻々と変化を遂げる海事市場を牽引し、海事・海洋産業における無限の可能性を解き放しつつ、今後も世界人類の未来を切り拓いてまいります。   CADMATIC社について CADMATIC社は、海洋、電力、プロセス、建設業界向けの高いデジタ技術で高性能な3D設計および情報を管理するソフトウェアソリューションのリーディングデベロッパーです。船舶、産業用プラント、建物の設計、エンジニアリング、建設、運用をより良く、より速く、より簡単にすることで、エンジニアに明るい未来とより良い世界を築く力を与えます。CADMATIC社は、世界60カ国に6000以上の顧客ネットワークを持っています。 www.cadmatic.com   NAPAについて NAPAは30年以上の歴史があり、船舶の設計と運航のためのソフトウェアとデータ・サービスを提供するリーディング・カンパニーです。フィンランドに本社を置くNAPAは、造船、船舶の運航、デジタル・サービスの専門知識を兼ね備えた200名のエキスパートを擁しています。NAPAは日本、韓国、中国、シンガポール、米国、ドイツ、ギリシャ、ルーマニア、インドに拠点を構え、グローバルに事業を展開しています。 新造船の90%以上がNAPAの顧客によって建造されており、NAPAの船舶設計ソフトウェアは造船における世界的なデファクトスタンダードとなっています。さらに、NAPAは客船の復原性管理と安全データサービスのマーケットリーダーであり、船舶性能解析と運航最適化のためのクラウドベースのソリューションは、海運の脱炭素化に向けた取り組みを支援しています。 詳しくはこちらのページをご参照ください: www.napa.fi  

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3D船級承認などで設計効率化 NAPA、船舶複雑化でデジタル活用不可欠に

日本・東京ー2023年10月5日 –海事プレス(ニュース ー 造船・船用)にて掲載された通り、NAPAのCEOのMikko Kuosaは弊社 代表取締役 水谷直樹とともに設計プロセスの効率化について、都内で会見を行いました。ぜひご覧ください。 船舶設計や運航システムを手掛けるフィンランドのNAPA社のミッコ・クオサCEOは、造船業が直面する課題として船舶設計の複雑化などを挙げ、「設計プロセスを効率化するツールを提供することで対応していく」と語る。設計効率化の一例として、船級協会による設計承認のプロセスを3Dモデルで行えるようNAPAが日本海事協会(NK)など各船級協会と開発を進めていることを紹介。これにより「設計プロセスが大幅に効率化する」と説明した。 3日に都内で開催した会見で、造船向け設計ソリューションの現状などについて説明した。 NAPAの3D設計システム「NAPA Designer」や「NAPA Steel」は船舶の構造設計や基本設計など設計の上流段階で幅広く使われており、新造船の95%がNAPAのシステムを設計で活用しているという。 設計効率化へ取り組んでいる一例が、船級協会の図面承認の3D化だ。船舶の設計がルールなどを満たしているかを確認するための船級協会の審査は現在、2次元(平面)の設計図面をもとに行われており、造船所が3Dで設計作業を行ってもいったん審査用に図面に転換する必要がある。3D設計が一般化する中、3Dモデルでの承認作業への転換が期待されているが、NAPAは設計と船級承認のデータ連携などに取り組んでいる。 また、船舶の実海域性能を設計段階から考慮することが重要性を増しているが、NAPAは性能シミュレーションなどの運航解析ツールも展開しているため、これを設計段階から組み入れることで、実海域でどのように船舶が性能を発揮するかを検討しながら設計することが可能になるとした。 船舶の複雑化と造船所の設計人員不足などが業界の課題となっているが、水谷直樹NAPAジャパン社長は「最近、特に構造設計の分野などでNAPAの導入・活用が以前に増して急速に広がっている。フロントローディング化が期待されており、設計の初期段階で課題をつぶして全体の工数を下げてクオリティも上げていかないと、対応できないとの意識になってきた」と説明。また、造船所によるコンサルの活用や、海運会社など複数企業と連携する例が増えていることについても「NAPAは95%の新造船の上流設計で利用されている『コモンツール』。同じツールを利用することでコラボレーションもしやすくなる」とNAPAが果たす役割を強調した。   *海事プレスから転載の許可を得ています。 海事プレス プレスリリース:https://www.kaijipress.com/news/shipbuilding/2023/10/178886/ PDF:<造船DX>3D船級承認などで設計効率化NAPA、船舶複雑化でデジタル活用不可欠に | 造船・舶用 | ニュース | 海事プレスONLINE(Kaijipress.com) 海事プレスURL :https://www.kaijipress.com/   関連記事 NAPAとClassNK、3D船舶設計承認プロセスを支援する新しいデータ連携機能をリリース   本件に関するお問い合わせ先:

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NAPAがドイツ に新拠点 “NAPA Software Germany GmbH”開設、 中欧での事業拡大と研究開発機能促進へ

当社のドイツ への進出は、世界の海事産業において主軸を担う市場の成長を支援するもので、安全性と持続可能な海事産業の維持に向けたデジタル・ソリューションを推進できる現地の強力な人材を確保し活用に繋がります。 フィンランド、ヘルシンキ2023年9月6日 – 海事産業向けソフトウェアとデータサービスを手掛ける世界的プロバイダーであるNAPA (以下当社)は、事業成長への支援と、中欧における研究開発(R&D)活動を強化に向けて、ドイツに新たな子会社となる、NAPA Software Germany GmbHを設立することを発表いたしました。 当社は、NAPA Germany (NAPA Software Germany GmbH)の設立により、同社は世界で最も重要な船舶保有国の一つであるドイツでの事業強化を目指し、また今回の移転により、商船、クルーズ船ほか、船舶設計・エンジニアリングの主要拠点である中欧地域の海運市場向けに、当社の事業の提供をより強化する予定です。 また当新拠点では、当社の研究開発チーム体制をより拡大し、データ分析、人工知能、ソフトウェア開発の専門知識を持つドイツの豊富な人材を活用できるようになります。 新拠点は、2015年より親会社である(一財)日本海事協会を通じて当社のビジネス支援に当たっているLars Nickelが、NAPA Germanyのマネージング・ディレクターとして今後、指揮を執る予定です。また、NAPA Software Germany GmbHは、中欧における約40年の伝統に基づき、当社グループにおける8番目の子会社となります。 NAPAのCEOであるMikko Kuosaは次のようにコメントしています。 「今日、海運業界では、各社の船舶事業、また同ビジネスにとって理にかなった方法で脱炭素化を推進するため、デジタル・ソリューションへの注目が高まっています。温室効果ガスの排出削減を求める海運業界への圧力が高まる中で、個船ごとの本船情報や運航データを活用した本船性能評価・解析を行うことで、船舶の設計から運航に至るまでの経済性・環境性能を良くし、脱炭素関連の新技術導入検討にも役立てることができます。当社では、海事とITテクノロジーの専門家で構成される有能なチームの活動により、この移行を牽引できることを大変誇りに思っています。 また加えてドイツでの新支店の開設により、より変化の激しい時代に脱炭素化とデジタル化の双方実現に向けたより積極的な取り組みを支援するため、お客様とより緊密な協力関係の構築が可能となります。ドイツは海運業の重要拠点であり、海運業に直接・間接的に関連する40万人の雇用があります。この地理的優位性が当社のチームを拡大する上で戦略的なメリットをもたらします。またドイツは持続可能性とDX化を重視する国でもあり、当社にとってはより自然な選択であり、この地域の技術および海事人材確保へ向けた道筋形成にも繋がります。」 さらに、NAPA Software Germany GmbHのマネージング・ディレクターであるLars Nickelは、次のようにコメントしています。 「当社、NAPAにとって新たな始動となり、この地域の既存顧客とより密接に協力し、事業開発と専門化の新たな機会を模索することができる新事務所を牽引できることをとても楽しみにしています。 NAPAでは、業界がより持続可能で効率的かつ安全な運営を行えるよう、優秀な人材の獲得に注力しています!ドイツには、当社がコミットできる様々な機会や優秀な人材が豊富に存在し、さらに活動推進が期待できる絶好の機会です。」   Notes to editors NAPAについて 北欧フィンランドに本社を置き、30年以上の歴史を持つNAPAは、船舶の設計と運航のためのソフトウェアとデータ・サービス提供で業界を牽引する企業であり、より安全かつ持続可能な、将来性のある海事産業を実現しています。当社は、海運、造船業向けに、デジタル・サービスの専門知識を兼ね備えた200名のプロフェッショナルを擁しています。NAPA は日本、韓国、中国、シンガポール、米国、ドイツ、ギリシャ、ルーマニア、インドで事業を展開し、グローバルを拠点に活動しています。 現在、新造船の90%以上が当社の顧客により建造されており、NAPAの船舶設計ソフトウェアは造船における世界的なデファクト・スタンダードとなっています。さらに、当社は客船の安定性管理と安全データサービスを市場を牽引するリーダーでもあり、船舶性能モニタリングと航海最適化のためのクラウドベースのソリューションは、脱炭素化を進める海運業界を支援しています。   当報道に関するお問い合わせ先   ロヒニ・ラカーニ (英語) ブルー・コミュニケーションズ E: rohini@blue-comms.com   吉田 麻貴(日本語) スターマリン・バブリックリレーションズ E:maki@starmarinepr.com  

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