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Tag: Performance

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INPEX社、LNG船によるNAPA システムを活用した燃料削減への取組み

日本最大規模の石油・ガス開発会社は、持続可能なエネルギー供給を目指してデータをどのように活用しているのでしょうか。 株式会社INPEX グローバルエネルギー営業本部 輸送ユニット マリン・技術グループ マネージャー 藤原 賢一氏、同LNGトレーディングユニット 輸送グループの樋口 和久氏にインタビューを行い、NAPAとのコラボレーションが、長期用船しているLNG船の効率化にどのように役立っているか、ご紹介します。 「INPEXは、LNG、LPG、オイルタンカーを傭船しています。INPEXは、気候変動への影響の低減に取り組んでおり、ネットゼロの実現に向けた長期戦略に多額の投資を行っています。輸送と物流による排出を削減することは、このプロセスにおいて不可欠な要素です。 本船性能悪化の一因は、船体のコンディションです。船底付加物により船底抵抗が増加し、また燃料消費量やGHG排出量を増加させるため、船体汚損によって本船性能が悪化する可能性があります。i-tech社の最近の研究によると、例えば、「過度な船体汚損は、少なくとも1億1千万トンの過剰な炭素排出の原因となる可能性がある」ことが分かっています。船体状態を正しく管理することは、実航海における本船の運航効率を管理する上で不可欠です。ただ一方で、こういった管理には複雑な部分もあり、船毎に適したメンテナンスを行い、ドライドックを必要とする船に対して、最適な船体クリーニングを行うタイミングを正しく予測する必要があります。  INPEXでは、こうした重要な決定を行う際の判断材料としてNAPAのソリューションを活用しています。システムで収集された運航データを元に、リアルタイムの本船のパフォーマンス性能を正確に分析することが可能です。このようにしてNAPAシステムは、船体やプロペラのクリーニング時期、防汚コーティングの選定など、INPEXの意思決定をサポートしています。 LNG船の効率化でもう一つの大きな課題は、貨物管理です。LNG船は、貨物から発生するボイルオフガスを燃料の一部とします。また、バラスト運航時は、次の貨物を積載するためのタンクの予冷にも活用されます。これらの要素により、オペレーターと用船者は、いかに安全かつ効率的に運航し、時間通りに到着し、最大限の貨物を確保するかという、難易度の高い課題に日々取り組んでいます。」 迅速なサポート これらの課題に対応するため、当社はINPEXと共同で、LNG船の運航に特化した解析ツールを作成し、船内のエネルギーフローを反映させました。 INPEXが船舶の性能評価に使用している膨大なデータを、API経由で使いやすいメニューが利用でき、さらにINPEX社内でデータ加工ができるようにしました。これにより、INPEXは疑問や問題にも迅速に対応できるようになりました。 脱炭素社会実現に向けた取り組み INPEXは、海運業界の脱炭素化に取り組んでいます。「GHG削減は急務であり、技術面・運用面の両方からアプローチしていく必要があります。NAPAのソリューションを活用したオペレーション面での改善に期待しています」と、INPEXのマリン・技術グループの藤原 賢一氏は語ります。 NAPA Voyage Optimizationは、あらゆる航路のルートとスピードプロファイルを最適化し、運航効率を向上させる使いやすいソリューションで、INPEXはLNG船の航路最適化取組に関心を持っています。このプラットフォームは、風、風波、うねり、海流、水深、熱帯低気圧、さらに安全上の制限も考慮し、かつボイルオフガスを燃料として使用することで航路最適化を実現します。 NAPAとINPEXのコラボレーションは、データ解析と最適化技術が、ネット・ゼロオペレーションに向けた強力な第一歩となることを実証しています。INPEXのようなパートナーと密接に協力することで、難易度の高いLNG船の運航効率を高めるソリューションを生み出し、お客様の脱炭素化プロセスを始動させることができるのです。    

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NAPA Optimization and Monitoring solutions の長期使用により、日鮮海運の船舶が ClassNK から最高レベルの Digital Smart Ship (DSS)認証を取得

ClassNKはNAPA Fleet IntelligenceおよびPerformance Monitoring solutionsを認証し、 クラウドベースおよび船上効率化に関するパートナーシップにより、日鮮海運の船舶の技術認証がアップグレードされました。   ヘルシンキおよび東京 – 2022年5月19日:  NAPA は、データを活用した航海効率化ソリューションが、一般財団法人日本海事協会(以下、「ClassNK」)からキーイノベーション認証を受けたことを発表しました。この認証により、日本の船主である日鮮海運株式会社(以下、「日鮮海運」)は、同ソリューションを導入している全ての船舶に対して最高レベルのデジタル・スマートシップ(DSS)認証を授与されたことを発表しました。 ClassNKは、NAPA Fleet IntelligenceとNAPA Performance Monitoring and Optimization に対し、国連の持続可能な開発目標( SDGs )に沿った環境と安全の目標を推進するイノベーションを評価・支援する「イノベーション・エンドースメント」の認定を発行しています。 日鮮海運では、数年前からNAPA Performance Monitoring and Optimizationを自社船に搭載し、運航から得られるデータを一貫して航海計画に反映させ、効率的で安全な航海を実現しています。また、さらなる改善のためのフィードバックやアイデアも提供されています。 これに基づき、ClassNKは、NAPAのソリューションを採用している日鮮海運の全ての船級証明書に本ノーテーションを追加しました。ClassNKの船級証書では初めて、同協会のデジタル・スマート・シップ表記(DSS(EE2))が含まれ、現行の枠組みの中で最高レベルの性能評価であることが示されています。 NAPA Fleet Intelligence は、本船上の実データ(On-line)や気象データ、 NAPA の 3D モデルデータベース を組み合わせ、船舶の性能とアドバイスを ブラウザから正確に評価し、最適化するクラウドベースのソリューションです 。NAPA Performance Monitoring and Optimizationは、同じビッグデータの専門知識を応用して船舶の性能を分析し、航路を最適化するだけでなく、船舶の運航に関する船上ハードウェアからのデータも加味して、より正確な性能の把握が可能です。これらのソリューションは、NAPAの30年以上にわたる船舶設計ソフトウェアの経験を生かし、数千の仮想モデルと長年の実航海データを基に、最も正確で有力な船舶性能の分析と予測を実現しています。   NAPA Japan代表取締役社長 水谷 直樹 「私たちの 航海最適化 ソリューションがこのような高いレベルで公平に評価されたことを嬉しく思っています。燃料節減が世界中の船隊の戦略的優先事項である現在、船主と運航会社は航海の計画と評価に使用するツールに信頼を置く必要があります。また、乗組員の皆様が当社のソリューションの有効性を認めてくれたことを大変嬉しく思います。また、ClassNKの承認は、世界中のフリートへのさらなる展開への扉を開く重要なマイルストーンとなります。」 日鮮海運 担当者様 「 NAPAの最適化 ツールを […]

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NAPA、インマルサット社IoTサービスプロバイダー第一号として認定(英文)

Analytics service integrated into Fleet Data, allowing ship owners and managers to collect, transfer and analyse fuel optimization data in real-time 24 April 2019, Inmarsat and NAPA, the leading provider of maritime software, services and data analysis, have signed an agreement to enable ship owners and ship managers to access and analyse real-time onboard data more […]

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NAPA 低炭素技術開発プロジェクトClean Propulsion technology project(CPT)へ参画(英文)

The consortium brings together leading academic bodies and industry experts to bolster Finland’s leadership in developing low-carbon technologies for shipping and off-road transport Helsinki, Finland – 8 April 2021 NAPA, the leading maritime software, services and data analysis provider has announced its participation in the Clean Propulsion Technologies project (CPT), a consortium led by the […]

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【大宇造船海洋様】 設計プロセスに変革をもたらすソリューションとしてNAPA Steelを採用

Helsinki, Finland/Geoje, Korea – 6 February 2018 海事ソフトウェア、サービス、データ分析のリーディングカンパニーであるNAPAは、世界有数の造船所である大宇造船海洋(DSME)社が、設計プロセスの合理化と21世紀の船舶設計者のニーズを満たすために、3DモデルベースのソフトウェアであるNAPA Steelを採用したと発表しました。    日本語で詳細をご希望の方は、下記よりお気軽にお問合せ下さい。

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