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Tag: Voyage planning

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TA-HO Marine Corporation (達和航運)、GHG排出削減とフリート管理の向上を目指してデジタル化に投資

運用プロファイルの最適化で4%の燃料削減を実証、更なるサステナビリティを加速  

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個船毎に代替燃料切替における安全性を予測するには?

代替燃料への切替準備には、新たなシステムの導入やエネルギー供給ラインの確保だけでなく、これらの新しいシステムが船舶設計や運航安全性、航海計画など他の側面にどのような影響を及ぼすかを理解することも必要です。NAPAのソリューションは、これらの複合的な要素をシミュレーションすることで不確実性を取り除き、お客様の本船管理をサポートし、代替燃料に対応したスムーズな体制構築を支援します。   本件に関するお問い合わせ先:

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短距離の航海において、運航の安全性向上および燃料消費量を達成する方法

NAPAでは、過去の航海データに対して航路最適化計算を行い、実航海の検証を行いました。以前投稿した「黒潮に乗って太平洋を航海する」と「MR型タンカーの航海最適化検証において、 平均15.9%の燃料消費量削減を確認」での結果と同様、改善の余地がかなりあることが分かり、平均15.9%の排出削減が達成可能であることが示されました。   しかし、定期航路や決まったタイムテーブルを持つ船舶や、航路制限区域を短距離航行する船舶にとってはどうでしょうか?フェリーやRoRo船、定期船などには、ルーティングを改善する余地があるのでしょうか?   日本語で詳細をご希望の方は、下記よりお気軽にお問合せ下さい。

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海流に沿った最適化された航海で燃費節約!

by Ossi Mettälä, Customer Success Manager, NAPA Shipping Solutions 私たちのチームは最近、世界の商船の過去航海データを用いて最適化(retro-optimization)を実施しています。これらのretro-optimization解析に加えて、実際の事例から、より良いルーティングのためのご提案を行います。実際に効率の向上と、実際の航海の最適化を達成されたお客様がその成功事例について語ってくださるのはとても嬉しいことです。 2社のお客様からは、一般的に使われているブラジル北岸に近い短距離ルートではなく、強い海流に逆らわずに航行できる少し長めの北向きルートに変更することで、燃料を節約できたという事例が紹介されました。   日本語で詳細をご希望の方は、下記よりお気軽にお問合せ下さい。

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黒潮に乗って太平洋を航海する

by Kimmo Laaksonen, Director, Product Development, NAPA Shipping Solutions 比較的安定している海流を利用したり、出来る限り強い海流に逆らわないように航海する方法をご存知ですか? 太平洋を横断するタンカーの1年間の航海を対象に、東から西に流れる赤道海流と、東に向かう黒潮(日本海流)という2つの大きな海流に対して、船がどのように航海しているかを調査しました。この分析では、アジアからパナマ運河までの東回りの航海のみを対象とし、合計29航海を対象としています。 世界中の商船の過去の航海データを調査し、それぞれの航路を解析し最適化検証を行いました。 全世界の商船に適用可能なNAPA Performance Modelsを利用し、航海時の海気象条件における燃料消費量を正確に算出することができます。次に、実航海とNAPAETA条件を同じにし、船がNAPA Voyage Optimizationを利用した場合に、どのように航海されたかを遡って最適化することが可能です。過去データを使った航路最適化の方法は、大西洋を横断する MR タンカー船の事例として以前こちらの記事で紹介しました。 航路に有利な海流が実は無駄になっていたケースも では、29 隻のタンカー船による太平洋横断の航海は、海流と比較してどうだったでしょうか?ほとんどの航路は、太平洋の 2 つの主要な海流の”中間の航路”をとっていました。それらの航路は赤道では西向きの海流に逆らわずに東向きの黒潮の南側を航海していました。   それとは対照的に、下図中の青いラインはNAPA Voyage Optimizationを利用した航路を示しています。下の画像は”わずかに”北側の航路を通るだけで、1 回の航海で平均 18% の燃料節約という大きな違いがあることがわかりました。燃料費の節約に加えて、最適化された航路は荒天 (BF 5 以上) では 2% (16 時間) 少ない航海となりました。 東行きと西行きで最適な太平洋航路は大きく異なる 黒潮は東に向かって流れているため、本検証では東行きの航海のみを対象としました。太平洋を東に向かって横断する場合と西に向かって横断する場合とでは、最適航路がどのように異なるのかを比較することは、大変興味深いものでした。 天候はその時々で大きく異なるため、最適航路は天候に大きく左右されますが、今回はより安定した海流の影響のみを考慮し、シンガポールとパナマ運河を結ぶ最適なルートを、海流の影響だけを考慮して東行きと西行きで比較してみました。 西行きで太平洋を横断する場合、西向きの赤道海流を利用するために、全く異なる航路を取る必要があります。下の画像で分かるように、西行きの最適ルートは下の図のように、南に150〜200nm迂回しても、海流による推進力によって燃費効率が向上することが分かりました。 NAPA Voyage Optimizationを利用した同航海でも東回りと西回りでは全く異なる印象を受けます。このブログ記事は、2021年4月19日に LinkedInに掲載されたものです。   NAPAの航路最適化をもう少し詳しく知りたいですか? 私たちは、より安全で燃費効率の良い航路最適化事例を紹介したガイドブック「より良い航路選択のための5つのヒント」を作成しました。   NAPA Voyage Optimizationの製品デモをご希望の方は、下記問い合わせ先よりご連絡下さい。

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Neste社、NAPA Voyage Optimization導入によりサステナビリティを向上

持続可能な燃料サプライヤーであるNeste Corporationは、NAPA Voyage Optimizationソフトウェアを使用して、燃料効率の大幅な向上とそれに伴う排出量の削減を達成しました。 デジタルツールによる船舶運航の最適化 Neste社がCO2排出量の削減を目指す方法のひとつに、デジタルツールを導入して船舶のパフォーマンスと船舶物流を改善し、船舶のチャーター、スケジューリング、モニタリングの最適化があります。これは排出量とコストを削減する上で重要です。 Neste社では、定期チャーター船の多くが荷役のために港に滞在する時間が約40%を占め、港での待ち時間が大きな問題となっていました。そこでNeste社は、JIT(Justi-In-Time arrival)、スピードの最適化、航海ルートの最適化など、あらゆる面で船のオペレーションを最適化するソリューションを求めていました。JITとは、船の速度を一定に保ちながら航海することで、燃料消費量を大幅に削減する方法です。世界的に見ても、「Rush to Wait」と呼ばれる、海を渡った後に港で待つという現象は、年間180億ドルもの不必要な燃料消費の原因になっていると言われています。 NAPA Voyage Optimizationは、気象データや代替ルートなどのリアルタイムデータを分析することで、CO2排出量の削減やコスト削減を実現してきた実績があり、Neste社が最も適したウェザールーティングソフトウェアとして選定しました。   日本語で詳細をご希望の方は、下記よりお気軽にお問合せ下さい。    

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ECAを回避することが必ずしも利益につながらない理由

by Claus Stigler, Product Owner of NAPA Voyage Optimization, NAPA Shipping Solutions  Why dodging ECAs doesn’t always pay off – NAPA(以下、和訳) 排出規制地域(ECA)は、MARPOL規則で規定されているように、船舶に対して厳しい排出規制を設けている海域です。バルト海、北海、イギリス海峡、北米ECA、米国カリブ海、ハワイ諸島、中国など、世界中の多くの沿岸海域にECAがあります。 このMARPOL規則によりECA内を運航する際に、排気ガス洗浄装置であるスクラバーを設置するか、低硫黄燃料タイプに変更する必要があります。低硫黄燃料タイプはECAの外部で許可されている重硫黄燃料タイプに比べて高価であるため、船舶は2種類の燃料を搭載し、ECAに出入りするときに燃料を交互に使用する傾向があります。 船がECA内の距離を最短にする傾向にあることをデータで明らかに ECAに関して船舶が通常どのように運航しているのかを知るために、私たちは過去1年間の中央ヨーロッパとアメリカ東海岸を結ぶ大西洋横断のタンカー船の航海情報を調査しました。(NAPA Development Coach) Kimmo Laaksonenは、以前にブログで運航の最適化によってMRタンカーがどれだけ燃料を節約できるかという観点から言及しました。 その結果、大西洋を横断する航海では、平均15.9%の燃料費節約の可能性があることがわかりました。私たちがどのようにデータを使用しているのか、ご興味のある方は、このような最適化の調査を実施する背景についての詳細を、以前のブログ記事よりご覧いただけます。 今回、私はこれらの船舶のECAに関する運航パターンを見てみました。このBaltic Exchange ルートでは、航路の両端にECAがあります。これらの47隻のタンカーの運航を見ると、排出規制区域への出入り口が明確に繰り返され、船舶はECAで運航をする距離を最小化する傾向がわかりました。 © Kepler, © Mapbox, © OpenStreetMap 運航ルートはECA内の距離を最小化する傾向を示していますが、最も費用対効果の高いルートはさまざまです。 これは、ECA内を運航する距離を最小化することが船舶間で一般的であることを示唆しています。この最適化ロジックは、より高価な燃料タイプの使用を最小限に抑えることでコストを節約することを目的としています。しかし、同時に総運航距離が長くなる可能性がある場合、この方法はコスト削減のモデルとなるのでしょうか? ECA距離を最短にしても、必ずしも節約効果があるとは限らない 出航時と同じ出発時刻、到着時刻、天気予報を用いて、これらの航海を適化したところ、天候に左右される航路の方が、ECAへの出入りの際の変動幅が大きいことがわかりました。この最適化では、ECAの内外で異なる燃料の種類と、それらの燃料のコストの違いを考慮します。そして、最も費用対効果の高いルートを算出します。今回の研究では、ECA内では30%高い燃料の価格差を使用しました。 運航した船とウェザールーティングの代案を比較した結果、燃料の種類による価格差は、純粋にECA内での運航距離を短くする要因にはならないことがわかりました。それどころか、ウェザールーティングを行った場合、ECA内での運航距離がより長くなり、それでも平均15.9%の燃料費を節約することができました。さらに、最適化された航路では、BF5以上の荒天時の時間が平均9.8%短縮され、運航の安全性が向上します。 繰り返しにはなりますが、燃料の価格はそれぞれ異なり、さらに天候も異なります。 したがって、ECA距離を最小化することに必ずしもこだわらず、現在の燃料価格と現在の天気予報に基づいて、各航海を個別に決定する方がよいでしょう。   This blog post was originally published on LinkedIn on April 12, 2021. […]

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