December 19, 2025
NAPA、米国の2大学と協働し教育連携を強化

海事産業は、船隊更新、脱炭素化、そしてより技術的に複雑な船舶への移行によって、大きな変革期を迎えています。これらの課題に対応するためには、将来の船舶設計者やエンジニアに適切なスキルとデジタルツールを提供し、育成することが不可欠です。
この取り組みを支援するため、NAPAは米国の海事分野をリードする2つの教育機関と提携しています:
- テキサスA&M大学 – 海洋工学科(Ocean Engineering Department)
- ミシガン大学 – 船舶海洋工学科(Naval Architecture & Marine Engineering Department)
学生は、これらの連携により、世界の有力造船会社に信頼されるNAPAの高度な船舶設計ソリューションを用いて、実践的に学ぶ機会を得ています。3Dモデリング、復原性解析、構造設計を含むNAPAの船舶設計エコシステムをカリキュラムに組み込むことで、提携各校は、これらの先端技術が今後の米国造船において果たす役割の拡大を見据え、卒業生をその担い手として育成することを目指しています。
米国とフィンランドの海事協力の強化
この取り組みは、教育の前進にとどまらず、海洋分野のイノベーションに取り組む米国とフィンランド―両国の海事協力が深まっていることを示しています。NAPAは、先進的な砕氷船から大型クルーズ船まで、世界有数の複雑な船舶の設計において、フィンランドの海事エコシステムを長年支援してきました。これらのプロジェクトは、工学的課題の解決と効率の向上において、デジタルツールが果たす重要な役割を実証しています。
米国が造船業の再興を進めるなか、デジタル化と最新の設計ツールは不可欠です。NAPAと提携各校は、今日、学生に高度なツールと実践的な経験を提供することで、次世代の海事プロフェッショナルの育成を後押しし、より安全で、より効率的で、より持続可能な船舶の実現に向けた進展を加速させることを目指しています。